土谷典男さん

中華料理店 王府|店主


「中華料理店 王府」と「レンタルスナック ルート’99」を経営。経営のみならず町づくりにも積極的。尊敬する父(故・金作さん)が営んだダンスホールの記憶を胸に「何もない田舎に何かを創り出す挑戦」を続ける。



地元広尾高校で放送部に入部して3年のころ、毎月のようにイベントを提案して開催した。音楽鑑賞会、朗読会、恋文の読み上げ、お昼のラジオ放送などなど。自ら楽しみを創り出す第1歩だった。


卒業後は帯広の飲食店で料理の腕を磨いたが、土谷さんの好奇心はとどまることを知らず、見聞を広げたいとフィンランド、山形、東京、アメリカのロサンゼルスと料理で渡り歩いた。29歳で「王府」を開業。31歳で結婚した時の、父とのエピソードが思い出される。新婚旅行を計画し、父に2週間の休業を相談。「短縮されるのでは」と心配したが「3週間休め。3週間遊んでこい」と諭されたという。土谷さんは「人生を楽しめ。遊びから学べ」という父の教えを今も大切にしているという。


王府の隣には父がかつて営んだダンスホールの名前「ルート」をつけた「ルート’99」を営み、楽しい場所づくりを更に進める。父といっしょの「何もない田舎に何かを創り出す挑戦」は、まだまだ続くことだろう。