とり久|店主
父の創り上げた名店「とり久」を、多彩なメニュー開発力で更に大衆に親しまれる店に押し上げた仕掛け人。
趣味の「食べ歩き」で、お客様に新たな「食の楽しさ」を仕掛ける。
広尾高校を卒業して専門学校へ進学。その後家業に就き2年間働いたのち、札幌ススキノの飲食店で調理や経営について学び再び帰郷。2代目として店を継ぐ準備を始め2013年経営を引き継いだ。
元々「焼き鳥屋さん」のイメージが強い店だったが、町民の需要に合わせてメニューを増やしたのは青木さんだ。多彩なメニュー開発力の秘密は趣味である「食べ歩き」だ。フレンチ、和食、割烹、中華、スイーツなど年に50軒は巡るという。その中から町民の舌に合うものを選択していく。居酒屋メニューからラーメン、スイーツまで取り揃え、本メニューとは別のメニュー表には約20品目が並ぶ。なかでもラーメンは、豚骨、鶏ガラ、ニボシなどを8時間煮込み、広尾産昆布も使用するこだわりの逸品だ。メニューに関しては多くの引き出しを持つが、メニューに加えるかどうかは基準がある。生まれ育った町の人たちの目線で「注文したくなるかどうか」が基準だ。
町民の代わりに「うまいもの」を探してくれる青木さんのさらなる発想に期待しよう。
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